“小林賢太郎テレビ 6 ”を見て。(斜めのバーテンダー全歌詞追加)
『小林賢太郎テレビ 6 記憶の庭』
という番組を、初めて観ました。
の、前に
このやうな丸ごと小林賢太郎な番組があること自体、私は初めて知りました
は、ともかく、
小林賢太郎さんの最初のご挨拶によりますと何でも年に一回テレビを使って小林賢太郎を表現する、とのことで
“6” ということは 過去にすでに
5小林賢太郎 が披露されたということなのですね。しかし、なにゆえこれまでの5小林賢太郎に関しては全く縁が無かったのにもかかわらず今回の6回目をたまったま見つけたまったま録画までして見ることができた、そんな縁になったのだろう?というようなことにカンスル謎解きめいた振り返りは私以外の人にとっては全く以て要らない
ところで
小林賢太郎テレビ6は のっけから
記憶についての曖昧さがとりあげられる
スーツに蝶タイ、ハットに眼鏡そんな少しレトロじみた正装姿の小林賢太郎氏は 自筆の一枚の絵(タイトル『記憶の庭』)を披露する、の後、カメラが氏に戻るとアレ?どこかが違う
しかし氏はシレッーともう一枚の絵を見てもらいますと最初の絵に酷似した絵をみせるそして、再度 氏にカメラが戻るとまたまた氏に変化が。(笑)。あたかも一枚目と二枚目の絵の間違い探しをさせる てい で私らの意識をひきつけておきつつ実は変わっていたのは氏の衣装の方であった、と。しかも三度も変化させており、さらに絵は全く同じ絵で、という、オープニングから『小林賢太郎テレビ 6』
はじまりはじまり-!因みにその絵『記憶の庭』は次の章の“なぞなぞ庭師”の謎解きの伏線であるというオシャレなリズムで。(ゲスト/重松豊氏)
◎なぞなぞ庭師
重松氏扮する旧家のお屋敷のご主人、といった男がメイドの給仕により朝を摂っている そのとき、一個の卵を手にした男はひとつ記憶にひっぱりだされてしまう。「たまご、クルミ、チョコレート、どーれだ?」
背が高くてやせているおじさん、その男が出したなぞなぞである。ただし、それは主人が子供の頃の出来事なのである。
「これが、全くわからなくてな」
「問題文はそれだけですの?」メイドに訊いてもわかるはずもなく。そこでメイドはうちの庭師に訊いてみることをすすめてきた。なぞなぞが得意なのだというのだ。
「おい、庭師。お前はここの庭師になったのはいつからだ?」
朝食後
庭に出た主人は庭師(小林氏)のもとへ。
「・・さぁ、て、、、わかりません」
主人ははぐらかされた質問のことよりなぞなぞにキをとられていた。
「庭師こんな問題知っているか? “たまご、クルミ、チョコレート、どーれだ?”」
どうださすがに手も足も出ないだろう?という顔で庭師を見る主人
「あ、はい。」
「わかるのか?」
「(ニコっ)わからないのですか?」
「だってこの問題は明らかに問題文が足りてない、この問題は絶対にとけない」
「ええ。その足りてない問題文をご主人が今補いましたよ」
「え?」
「おっしゃる通りこの問題文はとけないのです。たまごは、とけます(ボウルでかき回す仕草)。チョコレートは、溶けます、正解はクルミです」
「あ!!!!!」
「ええ。(ニコっ)」
「嗚呼、50年だ、50年をかけて問題がとけたのだ・・」実はこの問題はこの庭師がつくったのだ。
あとの展開は細部にまでミステリアス
最終庭師と、主人が入れ替わってしまうのだが主人が家に仕立て屋を呼び自らの採寸をとって縫わせたはずなのに出来上がった服は元庭師実は主人?にピッタリ!その三つ揃いの背広は
最初の絵『記憶の庭』に描かれた男、主人が子供の頃会った背が高くて痩せているなぞなぞおじさんとおぼしき男が着ていた変わったの柄のセットアップスーツであった。
◎クイズ腑に落ちない
(「クイズ フニコフニオ」と言ってみたりするクワセモノ司会者小林賢太郎のクイズ番組)
とにかくしゅーるなクイズ番組
朝からクイズ番組、しかも朝っぱらにもかかわらずどうやら3800000人以上もの人々が視聴しているらしい(笑)司会は小林賢太郎 どこか人を小馬鹿にしたようないけ好かない男、リーゼントふうなビバヒルハイスクール白書のディランみたいなヘアスタイルにショッキングピンクのスーツにピカピカ光った若干尖った黒い靴。
司会と解答者マンtoマン方式。にしてもイラッとする問題、イラッとする司会進行ぶり とにかく全てがタイトル通りの“腑に落ちない”に違わぬ運びである。
◎『斜めのバーテンダー』(カラオケ画像)ムード歌謡。
歌詞(小林賢太郎)/曲(中川博之)
前奏 斜シャ 斜シャ
「斜めに立ったあなたは首を傾け
いつも斜めに世間を眺めてる
わたしの気持ちは傾いた 斜め後ろにいさせてほしい 斜めが多目な人だけど 斜めのあなたは斜めの目(←斜めの目【画像1】)
斜めのバーテンダー」
(間奏)斜シャ 斜シャ
「45度のお酒をなみなみつがれ グラス傾け
キがつけば七杯目 私の視線を斜めにかわし
わたした手紙も斜め読み いきでいなせな 斜めびと
斜めのあなたは 斜めの目 斜めのバーテンダー」
「店は繁盛してきて 右肩上がり 坂の途中の 中目黒7の7
私の話は長めじゃないわ 少しは耳を傾けて
曲がったタイを直してあげタイ 斜めのあなたにゃ 七つの子(七才)斜めのバーテンダー」
「斜めどうしの2人は 似た者どうし 滑り落ちたわ恋の急斜面
斜めの人の 斜めうしろで今では私も斜め立ち 斜めづくしのお店です
お待ちしてます「バーななめ」斜めのバーテンダーズ」
斜 斜 斜~
このあと四番まである(笑)←※そんなんじゃご機嫌ななめになっちゃう“かたむけ(傾け)”に キャハ
四番まで シャ二無二 書きくわえてみた。
◎くろまき
黒巻という男子中学生と担任とその父母の三者面談を描く(笑)。黒巻は、実は忍の息子 。持ち物検査で手裏剣他持ち物としては怪しげな品が。そこへ突如現れた母の赤巻、父の緑巻(と書いてグリまきと読む)←小林氏。。
担任から、黒巻くんは一般生徒と足並みが揃わないと指摘されると「忍足ですから」と母。水泳の時もくろまきだけ竹筒くわえて潜ったままだと指摘されると「潜ってばかりじゃダメだろう、歩かないと。そうですよね?先生」父。「泳いでください!!」すると親子三人コソコソ「先生は水蜘蛛をお使いになったことがないのよ」
・・などなど一通り心温まるやり取り(笑)が面談で交わされると 赤巻緑巻は隠密の為ドロン黒巻も消えて残された先生はひとつの包みを教壇に見つける それは赤巻緑巻からの付け届け。開くと中から水蜘蛛が、、(笑)
担任「プール水入ってるかな〜♪」
◎忘れん坊将軍
忘れん坊&あわてんぼう な、八代将軍吉宗のはなし(笑)
◎ 毎回小林賢太郎氏にガチで出されるらしいお題目
今回は『タイムマシン』
製作期限三日間
使用キ材 カメラ一台
編集無し
この、条件で。
まず、最初は透明なセロファンに書いた“デジタルの数字”をひっくり返したり裏返したりで時間の経過を表す。デジタルの数字は2は逆にすると5に6は9に。ここをうまくつかう。
つぎ、段ボールを曲げて作った上下底の開いた筒
筒には矢印が。この矢印が時間の向きを表す。矢印の向き通りにモノを入れることで過去に、未来に、変化する。氷が水に。 オレンジジュースがオレンジの果実に。ぬるくなったコーヒーをあっため直すときはタイムマシンを「この電子レンジに」と言ってみたり、つい取り忘れていたらコーヒーがコーヒー豆迄戻っていたりと。またこういうものも→筒を通過させることでけん玉の腕前が上がり通過させる前に失敗していたけん玉を通過後はすぐ成功させたりと(笑)。
実にいろんなトリック仕掛けを使い また、実際に見せなくとも 聞かせることでさもコップの中に氷が入ったように思わせたりと、
意識してないだけでいかに私は 納得の骨子がゆるいままでも現象を受け入れているのか、放置しているのか、ということに きづかされたキがした。
小林賢太郎氏も言っていたが、
僕が思いつくことなんてダレデモ思いつくことばかり、でも、実際に手を動かしているうちに思いもよらないアイデアが浮かんでくる、それは実際にやってみてキ付かされることで、だから面白い。
ラーメンズもほとんど体験したことなかったし、片桐仁氏はたまにサブカル雑誌番組とうで氏の作品をほんの少しだけ見たことはあったが、
小林賢太郎氏のみの活動というのは全く未知であった。
しかし、見終えてついつい拍手してしまっていたのは、私が憧れる思考回路を惜しみ無くみせてくれるからだしその披露のセンスがまた洗練されているから、にもかかわらず、どこかガキのセンチメンタルな切なさが感じられてさ、たまたまかな(笑)記憶の庭、というタイトルだったからかもだが。
長くなりました。(いつものことだが)
読んでいただき感謝(^∧^)
では以上キ録
『小林賢太郎テレビ6 〜記憶の庭〜』